烏龍電影院(うーろんでんいんいん)

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映画「藁の楯」(2013・日) 感想・レビュー

藁の楯 わらのたて(通常版)  [DVD]

点数:65点 他の人には薦めない。

日本映画史上稀に見る大スペクタクル。だけどストーリーがスッキリしない。

宇多丸が批評でべた褒めしてるんで、それも見るとより楽しめるかも。

宇多丸が映画『藁の楯 わらのたて』を語る - YouTube

ストーリー

凶悪殺人犯に孫を殺された富豪が「その殺人犯を殺した奴に10億やる」と発言。凶悪殺人犯を福岡から東京へ移送するときに、10億狙いのヒットマンが凶悪犯の命を狙う。主人公のSPはヒットマンの命を守れるのか?

主人公は「凶悪犯を殺せ!それ自体別に良いことだし、しかも10億もらえるよ!」っていう状況に一生懸命抗って、命を呈して護衛対象を守る。
でもなぜ主人公がそういう状況に必死に抵抗したのか。「SPだから!」それでいいのか?
そのSPとしての矜持?を守るために法律とか、警察本部からの命令とかを破ったように見えるけど、それもSPとしての矜持のほうが優先なの?

俺には「法・職務・倫理観」に振り回されて、色々見失った挙句暴走した哀れな主人公みたいな映画にしか見えなかった。なんかそのへんスッキリしなかったし、映画としてみても別にスゲー面白かったわけじゃないんで、65点。

ちなみに、新幹線のシーンは台湾で撮影しているので、そのシーンのエキストラは台湾人。やっぱり見たら日本人と全然顔とか違うね!